覚え書き

薔薇と原石

推し事と日常生活

 

思い出の欠片を集めて夜を明かそう

くだらないことでもいいよ

ボクらにだけ解ればいい

 

 

上記は「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」に収録の「元気が出るSONG」の一節で、丸山さんが作詞した部分なんですが、

 

ここの詞にこめた意味を制作ドキュメントで彼は「関ジャニ∞の曲を聴いて、『あーあの時こんな恋愛してたよねー』とか、そういうことを思い出してくれたらいいな」というようなことを語っていて(うろ覚えニュアンス)。

 

 

私はてっきり「私と『ボクら』」にだけ解る話を思い出して、ってことなのかと思っていたから「私」に関する思い出を懐かしむことだとは思わず、

そんな発想で歌詞を書いてくれる丸山さんにすごく驚いて、「ファンにはファンの生活がある」っていう当たり前の事実をわかった上でそれを肯定して「関ジャニ∞がその日常とともにあってほしい」と歌ってくれる丸山さんは本当にすごいアイドルだと思って。

 

 

アイドルを「推す」だけで食っていけるわけがないから勿論我々ファンにはそれぞれ生活があって、推し事とは関係ない幸せもトラブルも人間関係もたくさんあって、

でもそれって知らないうちに推し事と一緒に思い出す記憶だったりするよなー、と。

 

 

初めて買った円盤がどうしても見たくて2時間睡眠で高校行った日々があったなーとか

あの回のMステは研修先の狭い部屋でテレビに齧り付いて見たなーとか

あの生配信は仕事終わって近くのカフェに駆け込んでカウンター席で見ながら泣いたなーとか

 

そういう「推しと共に思い出す自分の生活がある」っていうのも、アイドルを推すことの楽しさのひとつなんだなーと丸山さんに気づかせてもらったという話。